カジュアル着物もフォーマル着物も、どちらも得意なカラーズ京都の長瀬澄人です。 これから3月4月にかけて、卒業式や入学式などのイベントが控えており、フォーマル着物の登場シーンが増える時期になってきます。 それに間に合わせる形で、染の作業は佳境を迎え、私の腰痛も佳境を迎えています。 さて、カラーズ京都では、基本的にどんな着物でも作ることができるのですが、一番ご注文が多いのは、ややカジュアルな雰囲気もあるくらいの、仰々しくないフォーマルな着物です。 いろいろと探してみても、うんとカジュアルか、うんとフォーマルかのどちらかしか見つからず、品質やセンスを含め、ちょうどいいリラックス感とフォーマル感というバランスの着物がないとのこと。 カラーズでは、これらを合わせ持つ「リラクシングフォーマル」という位置付けで製作しています。 袋帯でフォーマルに、名古屋帯だとカジュアルも可というタイプですね。 ただでさえ、訪問着やら付け下げやら、付け下げ訪問着やら、ややこしいところを、さらにややこしくしてしまったならすみません。(汗) 私は価格の低いカジュアルな小紋の方が、よく売れるものだと思い込んでいたのですが、意外にも反対でした。 これはある意味嬉しい誤算で、カラーズの着物について、多くの人が 「ラフに着る普段着より、きちんとした装いとして着たい」 と認識していただけていると受け止めています。 これっていう時の勝負着に選んでいただけるということは、とても嬉しいことです。 普段着としても着てもらえると、さらに嬉しいんですけどね。(笑) 確かに、オーダーメイドという形をイメージすると、デイリーというよりも、ドレッシーなものを注文したくなるのも当然です。 そして、今の着物アクティブユーザーさんは、みな緩急の使い分けが上手で、ラフなスタイルで着る日と、良いものをきちんと着る日、というふうにメリハリを効かせて楽しんでいらっしゃるということも、とても強く感じます。[…]