ゆっくりゆっくり進化を続ける、カラーズ京都の長瀬澄人です。 早いもので、もう今年も年末です。 今年は、カラーズ京都としては初めて、百貨店さんに出店するということがありました。 アトリエにこもりがちで、プロモーションも苦手な職人の私にとっては、とてもありがたく、良い機会をいただけたと思っています。 声掛けていただいた伊勢丹さんには、とても感謝しています。 ただ、それ以外の仕事は、ひたすらアトリエでの裏方役をすることが多かったですね。(笑) 裏方役というのは、他社ブランドさんの制作協力、いわゆるOEMと言うのがわかりやすいかと思いますが、要するにカラーズ京都の名前が載らない仕事です。 そのように言えば、まるで陰の仕事だといったネガティブな印象になるかもしれませんが、それは全く逆で、職人としての技能の部分が必要とされているとも言える訳で、染屋の根本となる仕事だというのが正確な表現です。 基本的に、ものづくりの仕事は、地に足付いた経験の積み重ねと、その物の本質を捉えた上での創意工夫、そして何より愛情がなければなりません。 カラーズ京都は、それらを高度にミックスさせ、さらに洗練されたセンスで着物が作れるアトリエを目指してきました。 どこかのお店で愛情が詰まったハイセンスな着物を見つけたら、それはカラーズ製かもしれません。(笑) そんな中で、裏方の仕事と並行して、独自ブランドとしてのカラーズ京都も、ゆったりとした歩みではありますが、継続してゆきます。 なるべく月一の新作更新も、もちろん続けて参りますので、別注などのご相談もぜひお声掛けください。 では改めてこの一年、誠にありがとうございました。 良いお年をお迎えください。 カラーズ京都 長瀬澄人[…]
東京では、どうしてもよそ行きの顔になってしまう、カラーズ京都の長瀬澄人です。 1・2日と8・9日は、伊勢丹新宿店さんで接客させていただきました。 普段のアトリエとは違う空間で、カラーズ京都の着物が、どのように映るのか、またお客様からはどんな反応をいただけるのか、たくさん勉強させていただきました。 決して大売れとは言えないまでも、伊勢丹出店に限定して数点だけ製作した商品は、幸いほぼ完売させていただくことになり、とても嬉しく思っております。 また、「細かなことはお任せで」というような、職人の腕やセンスを試される別注などもお受けさせていただき、大変喜ばしいと同時に、身が引き締まる思いでもあります。 ご注文くださったお客様はもちろん、ひとまず実際の商品をご覧いただき、ご説明させていただいたお客様、また伊勢丹新宿店のスタッフの方々、皆さまに感謝いたします。 この度は誠にありがとうございました。 今回は後ろ髪を引かれる思いながらも、見送られたお客様は、またの機会にぜひご注文くださいませ。(笑) とはいえ、まだ11日の火曜日まで、新宿店頭に商品はございますので、駆け込んでいただければ幸いです。 またいつものマイペースなアトリエでの日々になりますが、今後ともカラーズ京都をよろしくお願いいたします。 COLORS[…]
キャリア17・18年でもまだ若手の、カラーズ京都の長瀬澄人です。 いよいよ年の瀬が迫ってきました。 今年もお客様や各取引先様のおかげで、どうにかアトリエを継続することができました。 大変感謝しております。 気が付けば、今の場所でアトリエをスタートさせて、来年で12年目になります。 毎年のように、新しい経験があり、それが引き出しとして身に付いて、職人としてまた一つ成長するのだと実感しますが、年々周りの同業の職人さんたちも、年老いてゆかれます。 引退を決意される染工場さん、迫る病気と闘う職人さん…というように、平均年齢が70を超えるかという世界ですので、着物の染めの現場は、今後は人が居なくなっていきます。 実際にこの1・2年は、自分の周りを見ても、大きく変化していることを実感します。 染める工房が無くなってきているわけです。 そんな中で、カラーズ京都はまだ若手?と言われてますので、新しい着物を作りたい意思をお持ちの方は、ユーザーさん、サプライヤーさんを問わず、ご相談いただければと思います。 また来年も、カラーズ京都はコツコツと頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 年内は、大晦日まで工房は開けていますが、ブログの更新はこれで最後となります。 今年もお世話になった皆様に、感謝しております。 誠にありがとうございました。 良いお年をお迎えください。 年末年始の営業時間 12月は31日まで通常営業 1月1日〜6日まで休業 1月は7日から通常営業[…]
すでに新年度のおしゃれ着物を初染めしている、カラーズ京都の長瀬澄人です。 明けましておめでとうございます。 2017年も、カラーズ京都は少しずつ歩を進めてゆきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、すでに仕事初めとして、ショップ業務はもちろん、新たなデザインや染の作業もスタートしています。 2017年度は、おしゃれなモノづくりは当然のこと、なるべく円滑に仕事が運ぶよう、頭と身体の処理速度を速めていきたいと思います。 ただし昭和54年式の身体は、そろそろ気遣いしながらでないと、どこかに不具合が出てくるかもしれないので、メンテナンスも大事にしないといけないですね。 それから、染めるばかりではなく、自分が着る時間も、今まで以上に大切にしたいと思っています。 このブログも、お店のインフォメーションよりも私の随筆みたいな状態ですが、今後ともよろしくお願いします。 メールお問い合わせ → こちら お電話でお問い合わせ → こちら
年末年始だけは、おしゃれな着物を染めない、カラーズ京都の長瀬澄人です。 2016最後の更新になります。 カラーズ京都は、この4月にリニューアルし、アトリエ業務に加えて、ショップ機能も兼ねるようになりました。 21歳くらいからこの15年ほどの間、ずっと工房での職人仕事をしてきた私にとって、ショップなど全く未経験なことで、今もまだ右往左往しながら毎日が過ぎています。 モノづくりについては、ある程度の心得はあると思うのですが、それ以外の運営については、お客様にご不便を強いてしまっていることもあるかと思います。 そんな中でも、足を運んでくださったり、ご注文を頂きましたことを、心から感謝しています。 一つ、また一つと、ご注文いただくたびに、モノづくりの喜びや、その根本を実感し、とても大きなパワーとなっています。 少しずつ、関西圏以外の遠方からご注文いただくことも増えてきました。 これもとても有り難く、嬉しいことです。 これからもカラーズ京都は、全てが手作りのスローな歩みになりますが、少しずつ改善改良をしつつ、地道に続けていきたいと思います。 2016年、お客様はじめ、関わってくださった全ての人に感謝いたします。 誠にありがとうございました。 そして、また来年もよろしくお願いいたします。 良いお年をお迎えいただけるよう、アトリエより祈っています。 COLORS KYOTO 長瀬澄人[…]
お見えになるお客様のおしゃれ度もすこぶる高い、カラーズ京都の長瀬澄人です。 この10月で、カラーズ京都はショップにリニューアルしてから半年になりました。 私は着物の仕事をして16年ほどになるのですが、その間ずっと職人をしてきましたので、まだまだショップとしての経験は浅いです。 お客様には、経験不足を感じさせてしまう部分もあっただろうと推測しますが、それでもお問い合わせくださったり、店頭にお越しくださったお客様、さらにご注文、ご購入いただいたお客様には、心より感謝申し上げます。 納品させていただいた着物や帯を着用したご感想などをお聞かせくださった中には、 「周りからおしゃれだと褒めてもらえた」 「自分でも、おしゃれの質が上がったと実感します」 など、とても嬉しいお言葉をいただいており、感激すると同時に、ヨッシャー!と心の中で雄叫びを上げています。 そうしたことの一つ一つが、また次のパワーになり、気持ちを高く保つモチベーションになります。 お客様と、お店の店主という間柄ではありますが、着物を好きな者同士として、とても深い部分での心の豊かさや、喜びだったり、日本人的な知性など、これからも着物を通じて素敵なことを共有できればと思っています。 誠にありがとうございました。 これからもよろしくお願いいたします。 そして今後、カラーズ京都に行ってみようかとお考えのお客様も、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、そんなことを申し上げておきながらですが、明日の15日土曜日は、私用で休業となります。 16日の日曜日は営業いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
おしゃれな着物しか染めようがない、カラーズ京都の長瀬澄人です。 今回は少し長文。 カラーズは、絹の着物専門の染めのアトリエとして約9年継続してきました。 その間、様々な困難もありましたが、関わってくださる方々のご協力のおかげで、どうにかやってこれました。 日本各地の呉服店や、百貨店、大手チェーン店などの催事のお手伝いなどにもたくさん出入りさせていただき、お客様と直接対話する機会も、職人としてはかなり多い方だと思います。 とはいえ、基本的にアトリエで生地に向かう時間が圧倒的に多い仕事柄、知人とのこまめなコミュニケーションが億劫になりがちな上、そもそも人脈も乏しく、さらにはショップを運営した経験も無い中で、着物を染めること以外は、全く初めての取り組みとして、カラーズをブランドとして、ショップとしてスタートしました。 無謀とも言える、いやむしろ無謀以外の何でも無いという状況。 正直、右も左もわからない真っ只中です。 ただ、やってみないと何もわからないんだから、まずやってみればいいや。 というポジティブ思考だけが、今の僕を支えています。 そんな中で、一昨日とても嬉しいことがありました。 たまたま通りがかりで覗きにいらっしゃったお客様が、カラーズの商品を「とても素晴らしい、カッコイイ、センスが良い」 と褒めてくださいました。 何かオーラが漂う大人の男性で、1の話から10を理解し、その上で鋭いご意見をくださり、最終的にはカラーズの方向性に対するコンサルティングをしてもらっているような感覚でした。[…]