寒い中でも、夏のお洒落な着物を染めてしまう、カラーズ京都の長瀬澄人です。 1月も終わりに近づいてきました。 比較的この冬は暖冬のようですが、今日は吹雪いたり晴れたりして、とても忙しいお天気です。 そして、ただ今染めているお客様のオーダーメイドは、盛夏に着る絽の着物で、全く季節が逆です。 京の底冷えとも言われる只中で、とびきり清涼感のある仕上がりにしなければいけないということで、やや混乱しそうなところです。 しかしオーダーメイドですと、お客様の顔が分かりますので、イメージがしやすく、既製品とは違う意味でのモノづくりする楽しみがありますね。 まだ製作途中ですが、これを着てもらえる日が、今から楽しみでなりません。 まあその頃には、お正月用の着物を染めたりするのですが。(笑) ともかく、オーダーいただけることに感謝しつつ、目一杯お洒落な着物を染めてお渡しすることに専念したいと思います。
素敵な色を染めるようにしか、手が動いてくれない、カラーズ京都の長瀬澄人です。 やや寒くなりましたが、まだ12月にしては暖かいでしょうか。 この時期は、忘年会やパーティーなどで、着物姿が多いですが、とても気合いの入った人や、何気なくサラッと着ている人と、一言で着物と言っても、着こなしは本当に十人十色です。 カラーズ京都は、その名の通り、色を大切にするアトリエです。 立派な工芸品としての名前がついていたとしても、イマイチときめかない色の着物は、あまり着たいとは思えませんし、反対に、いつ何処で誰が着ていたかもわからない、やや傷みのある着物でも、ときめく色だったら着たい気になるものだと思います。 カラーズ京都が目指す着物作りは、ときめく色と柄で、かつ素材が良質で、洗練された都会的な着物です。 そして、それが仰々しくなくて、サラッと着てオシャレというニュアンスです。 お客様から頂く声の中で、とても嬉しいのは、カラーズの着物を着ると、色が良いから特に気分が上がるとか、オシャレのレベルも何段か上がったように思うというようなご意見です。 してやったりですね。(笑) 特にオーダーメイドの場合には、見た中から選ぶというだけではない、そのお客様がさらに美しくなるような、プラスアルファの要素を、アドリブを効かせながら色の調整をして作っていくことができます。 これは、カラーズ京都がアトリエベースのショップということ、また私自身が作る職人であることが、大きな特徴であって、他のお店とは違うところかと思います。 そんな一味違う着物を着たい方は、ぜひカラーズ京都にご相談くださいませ。(笑) 12月・1月は、どんな色も少しお得になりますので、ぜひご連絡お待ちしております。
気分が上がる色に染めないと気が済まない、カラーズ京都の長瀬澄人です。 梅雨入りして、やや鬱陶しい天気が続いていますが、カラーズでは、そんな季節こそ爽やかな着物を染めています。 一般的に着物と言えば、日本の伝統色である、いわゆるスモーキーな色をイメージされることが多いかと思います。 言葉で表現するのが難しいような、複雑な発色感がある色が多く、奥行きのある存在感を発するのが、伝統色の良さであり、特徴だと思います。 カラーズ京都では、そればかりではなく、濁りの無い綺麗な色も積極的に染めています。 幼少期から染め工場で育った記憶を辿ってみると、幼ながらも、 「なぜ古臭くて、やや濁った色ばかり染めるのかな?」 と不思議に思っていたことを思い出します。 大人になって、染の現場で働くようになり、その理由が理解できたのですが、それは 「昔から良しとされてきた色目が、今も最良の色目である」 というような、盲信とまでは言わないですが、それに近い空気があることです。 また、「特に古典的模様には、伝統色がよく合うし、安心感が得られるから、そうしておけば間違いない」という空気もあるかと思います。 あくまで私個人の解釈ですが。 そこには女性の気持ちを汲み取って反映するような余地は全く無いままに、そういうものとして、男性社会の中で、半ば事務的に、そう決めてきたという背景があると、私は感じます。 確かに、昔から受け継がれてきた伝統や文化、またその様式美というものは、とても大切だと理解できます。 ですが、人間のセンスは、ほんの5年10年の違いでジェネレーションギャップを感じるほど繊細で、また多様化しているものですので、現代に即した色を染めることは、それと並んで大切なことだと、私は思っています。 カラーズ京都では、まず一番に、女性が着たくなる、気分が高まる色を染めること、そして質の良さを体感できる着物を作ろうと考えています。 せっかく着物を着るのだから、気分の上がる色を着たいと思われる方は、カラーズ京都にご相談ください。[…]
着物作りがやっぱり好きな、カラーズ京都の長瀬澄人です。 3月も半ばになり、ようやく春が近いことを感じられる日も増えてきました。 こうなってくると、一気にお出掛けの気分が高まるのがいいですね。 着物でのお出掛けも、朝晩は少し肌寒いくらいの今が丁度いいのかもしれません。 そして、今日はお客様に仕立てて納品させていただいた着物を、初おろしということで、着て見せにお越しいただけたのですが、とてもお似合いで、美しかったです。 自分が染めた着物なので、自画自讃したいところはありますけれど、冷静にそれを差し引いても、やっぱりお似合いで、とても素敵な表情をされていたことが嬉しかったです 嬉しいあまり、写真を撮らせていただくのを忘れてしまうというのも、まあ仕方ないかと思います。(笑)なので写真は別の方ですみません。 着物作りは、簡単ではないし、とんでもなく苦労が多い仕事で、継続するのは本当に難しい仕事なのですが、やっぱり楽しいし好きですね。 さて、3月のカラーキャンペーンは紺色で引き続き承っております。 一緒に喜べる着物をお作りさせてくださいませ。(笑) ひとまず相談だけでもご遠慮なくお問い合わせください。お待ちしております。
やっぱりモノづくりが楽しい、カラーズ京都の長瀬澄人です。 このところ、染めの作業と並行して、新柄のデザインなどに取り掛かっています。 業者間での仕事となるので、こちらでは写真など紹介はできませんが、良い感じのものが出来つつあります。 カラーズ京都は、個人のお客様のお誂えと並んで、このような業者間の製作も多数行なっております。 歩いて行き来できるような、すぐご近所のメーカーさんから、東北、九州など遠く離れた呉服店さんからの仕事もしていたり、おかげさまで色々な製作をさせていただくのですが、やはりモノを作るのは楽しいですね。 着物は、デザインから染めの作業まで、簡単とは言いませんが、専門的な知識と技術、設備などがあれば、ほぼ一人で完成まで漕ぎ着けることができます。 そうして懸命に考え、作った着物を、たとえば大切な日に着てもらえる喜びというのは、他には代えられないものがあります。 その快感が忘れられなくて、この仕事を続けていると言っても過言ではないかもしれません。 そうした中で、センスや完成度を高め、洗練することが、プロとして必要なことだと、改めて思います。 当然と言えば当然なのですが、モノを作る中で再認識して、次に活かしたいと思います。 引き続き3月は紺色キャンペーン中です。 ぜひご相談ください。
霜焼けを我慢するのも、オシャレな着物を染めるためだと受け止める、カラーズ京都の長瀬澄人です。 さすがに12月後半になると、寒さが厳しいですね。 カラーズのアトリエは、床がコンクリートな上、換気しなくてはいけない作業もありますので、暖房をつけない時間も多く、自然と寒さに対しての耐性が身につきます。 そのおかげか、着物を着るときには寒さで困ることはあまりなく、どちらかと言えば、足の指が霜焼けになることの方が辛いですね。 草履の鼻緒に締められて余計に痛痒いことになるのですが、それも春には治るから平気だと、毎年のように開き直るのがこの時期です。 世の中がどんどん便利になっていくことに、頑張ってついて行こうと思う一方、霜焼けなんて昔からあるアナログなことに困らされることが、なんだか逆に安心感を得られるような気分になるから不思議です。 着物を着るという行為も、昔ながらのことを楽しむという意味で、他には替えられないものがあります。 私自身は、単純に着物の着心地や、それ以前の染めるところからも着物を楽しんでいますが、着物を着ていると少し特別に扱ってもらえたり、現代でも着物文化を大切にしようとする自分を肯定できたりと、やっぱり着物は心の充足をもたらしてくれるものだと実感します。 寒い季節ほど、その有り難みが身にしみるように思いますけど、その楽しみを享受する代償は、毎年必ずなる霜焼けですね。(笑) ですが、それも着物を楽しむための醍醐味だと考え、痩せ我慢して過ごしたいと思います。 さて、そんな我慢の連続の上で作られているカラーズ京都の着物ですが、12月と1月は、どんな色でご注文いただいてもキャンペーン対象になります。 着物か帯のご注文で、帯揚げのプレゼント。 2点同時にご注文で、プレゼントに加えて10%OFFになります。 ぜひご利用ください。
湿気が多い時でも、サラッとしたオシャレな着物を染める、カラーズ京都の長瀬澄人です。 少し湿度の高い日が多くなりましたね。 ようやく梅雨らしくなったということで、そろそろ夏物の透け感ある絽や紗の着物を引っ張り出している方も多いかと思います。 カラーズ京都では、絹限定ではありますが、もちろん夏物の着物も製作しております。 カラーズでご注文いただくお客様の多くは、一般的な着物店で扱われる既製品にはない品質やセンスを好んでいただいているようで、既製品の流通が特に少ない夏物をオーダーいただくケースは少なくありません。 実は、透け感のある生地を染める場合、生地を張り付ける板に、生地を通り抜けて染料が付着するため、後の処理が大変という理由で、夏物を染めるのを避ける染工場も結構あります。大切な板を守るため、止むを得ずというところですね。 キッチンの主要な場所や道具が油まみれになって、他の料理に影響するような素材や調理法は、できれば避けたいのと同じです。 となると、染のバリエーションも、自ずと限定的になる訳です。 質の高い工作が為されている夏物が、高額で流通量も少ない理由には、実はそういった背景もあります。 とはいえ、汗の多い真夏に、絹の着物を着るという需要が低いことが、一番の理由ではありますが。 そんなこんなで、夏に絹を着たい、また着なくてはいけないという方のお気持ちを、カラーズ京都では全身全霊でサポートさせていただきます。 料金もオーダーメイドの基本価格で、夏物だから追加料金ということはありません。 「仕立て上がり 税込¥199,000〜」 となっています。 詳しくは、お問い合わせくださいませ。 また、引き続き6月はグリーンでカラーキャンペーンを行っています。[…]
梅雨時でもスッキリした着物しか染めない、カラーズ京都の長瀬澄人です。 カラッとした爽やかな日が多いですね。 絶好のレジャー日和ということは、そっくりそのまま着物日和だとも言えます。 単衣ならではの軽さのため、風で上前がヒラヒラはためくのがまた心地良いと思うのは私だけでしょうか。 ただこれからの時期は、汗対策や雨対策の煩わしさも手伝って、気軽な浴衣を中心に着るという方も多いかと思います。 私も6月半ば以降で暑い日なら浴衣を着ても、誰かに迷惑をかけることがないなら構わないと、そのようにしています。 とても贅沢なことなのですが、絹専門の染めの技術者という立場もあり、いわゆる柔らか物の縮緬や紋意匠の正絹を着ることが常である私の場合、光沢のない絹以外の素材を着るのは、浴衣くらいです。 そして、浴衣は本来リラックスウェアとしして着るものなので、気軽で快適で実用的なことが第一で、正絹の光沢あるキチンと感の対極に位置します。 その中間に、昔ならウールの着物や、綿や麻の丈夫な素材のもの、各地域で栄えた紬の着物など、日常生活のための、いわゆるデイリーウェアにバリエーションがたくさんあった訳ですが、それらは昭和時代に洋服に取って代わられたため、今は非常に少なくなっています。 着物愛好者の中には、そういった日常性をカバーする着物を求める声も多いようで、カラーズ京都でもそのようなお問い合わせをいただくことがあります。 私個人的にも、染料が跳ねて汚れてもいいような、また動きやすい着物でも着て、染めの作業をしたいと思ったりします。 かと言って、作務衣や割烹着は、正直あまり着たいとは思わないんですよね。 綿や麻、ウールやポリエステルなど、絹以外の素材も、技術的にはカラーズで染められない訳ではなく、これまでもいろいろと試作してきた経験はあるのですが、結果的にはどれも絹を染める以上のコストがかかってしまい、商品にするのが難しかったり、コストを下げようとすると、あまり着たいと思うような仕上がりにならないという現実があります。 自分の中の着物美学みたいなものに沿わないなら、やめておく方がいいとなってしまう訳です。 ですので、カラーズ京都では原則として、絹以外は染めていません。 それでもどうしても…とおっしゃる場合は、ご相談ください。 やはり専門外の事は、一見同じように見えても、勝手が全然違うものなので、餅は餅屋じゃないですが、絹を染めることに集中しようと思います。[…]
今年はすでにチョコミントアイスを食べて、チョコミントカラーを染めている、カラーズ京都の長瀬澄人です。 もうすっかり暑くなってきてますね。 単衣どころか浴衣でも過ごせるくらいでしょうか。 まず忘れないよう最初にお知らせ。 5月のカラーキャンペーン「ブルー」は終了間際です。 ご相談ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。 さて前回、染めの仕事についていろいろ書いてみましたが、今回もその続きというか、私個人の考えなどを付加した内容です。 私自身は、20台前半に修行をしていた時から、30歳までに独立し、自分の工房を構えようと決めていました。 その当時、すでに生産量は減少の一途だったことから、無駄のないコンパクトな体制で、工房での全ての業務を自身でできるようにしておかなければ時代に対応できないと思い、色合わせから柄付けなどの技術全般を何度も反復し身体に叩き込み、その他デザイン面も独自の研究と、師匠から学ぶことで身に付けていました。 音楽に例えるなら、一つの楽器を演奏できるというだけでは、プロとしてやっていけない時代になっているようなものです。 主要な楽器全般を演奏し、作詞作曲、編曲、さらには高い水準でレコーディングまでできるような人材でないと、そうそう仕事が回っては来ません。 着物でも全く同じことで、一つの技術を持っていることは貴いことですが、それだけではなく、自らアイデアを出すところから、完成するまでのこと、またそれを外に向けて発することもしなくてはいけない時代が来ています。 かつては「職人だから」という言葉によって、他の範囲のことは考える必要も、する必要もないかのような、どこか制限をかけていた節があったかと思いますが、私は反対に、職人こそが頭を使うことや、広い見識を身につけること、また外部とのコミュニケーションを大切にする必要があると思います。 修行していた時は、早く独り立ちしたい反面、遠回りをしてでも多くを習得するために堪え続けていたことが思い出されますが、ようやく独立ができたのは27歳の頃でした。 ちなみに父親も職人としてゼロからスタートし、工房を構えていましたので、それを継ぐという選択肢もあるにはありました。 しかし安易にそれを選び、たいした努力をしないで厳しい現実に対して不満ばかり言っている二代目三代目という、よくあるパターンにハマりたくなかったのと、単純に自分でスタートしたかったので、そうすることにしました。[…]
心地良い気候の時こそ、気を引き締めて染めることを忘れない、カラーズ京都の長瀬澄人です。 清々しい天候が続きますね。 着物を着るには絶好の環境ですが、同時に染めの作業にも絶好です。 気温から湿度から、少し収まった花粉から、何から何まで気持ち良く仕事ができる時期です。 梅雨が来るまでの短い期間ですが、しっかり働き、また着物も楽しみたいものです。 さて、その染めの仕事について。 多くの方が着物の染めの仕事というイメージとして、 「素敵な仕事だけど、大変そう。難しそう。」 と思っていただいているようです。 正にその通りです。 普段皆さんが目にする完成品の着物は、染物も織物もどれも魅力的で、その裏側という部分にはなかなか気が回らないし、もし興味があるとしても、それを知る術もあまりないものだと思いますので、興味本位で読んでいただければ幸いです。 型染工房の仕事内容は大きく分けて、 ・絵の具場色合わせ ・板場柄付け着色 ・依頼主や外注先との各種打ち合わせ ・デザインを起こす工房であれば図案作成や型紙の作成 などとなります。 他にも白生地、完成後の反物の検品管理業務や、型紙の管理、事務なども含めると、他にも雑務はたくさんあります。 カラーズ京都では、これらに加えて、ショップ業務も行っています。 通常、板場の人員(職人)、色合わせの人員(職人)、その他をまとめて行う人員(非職人、多くは親方や番頭、また親方の配偶者やパートタイマーなど)[…]