残暑の中でも、お洒落な着物しか染めることができない、カラーズ京都の長瀬澄人です。
9月の新作は、グレーの更紗模様の名古屋帯です。
可愛らしい柄なのですが、敢えてシックな配色にしてみました。
秋にも正月にも春先にも、使いやすい色に染まっています。
こちらの柄は、型染めの中でも、更紗摺りという技法で、多くの型紙を摺り重ねてゆくことで、細かく繊細な模様を表現しています。
この柄で使用する型は14枚あり、柄付けしている部分は、9回送りしているため、型付けの回数は、実に126回になる計算です。
染めるたびに、腰痛に悩まされることも、こうしてみると納得できますね。(笑)
126回、グレーばかりを重ねるということで、単色である分、楽なのかと思われるかもしれませんが、本当はその反対で、同じ色だけで、濃度差を上手く付けなくてはいけない分、とてもテクニカルで繊細な作業が求められます。
そんな技とセンスとが詰まった、更紗の名古屋帯、ぜひご検討ください。
配色違いのオーダーメイドもしていただけます。
詳しくはお問い合わせください。
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