着物の時は少しだけ知識人ぶる、カラーズ京都の長瀬澄人です。
うだるような暑さが続いています。
これだけ暑いと、どのように工夫したところで着物を涼しく着るということは難しいですね。
ですが、その中にも、ほんの少しだけ不快感を減らす方法を見つけたり、しょっちゅう着ることで慣れてきたり、意外と人間の適応力はバカにできません。
夏場に限らず、着物だと不便なことも多いとは思うけれど、その代わり洋服にはないメリットも多分にあるから楽しいですね。
私自身も、着物をよく着るようになったばかりの頃は、やはり洋服との勝手の違いが気になったりもしましたが、気がつけば身体が自然と馴染むようになり、動作の一つ一つも着物の時の動きが自然と身についたように思います。
それよりも、男性だと着物姿は特に珍しいので、物珍しい視線を受けることの方が、気になったかもしれないですね。
だけどそれも慣れればどうということはなく、ある程度きちんと着ていれば、とても教養ある人間のように扱ってもらえるというメリットがあるので、私のように学業に専念できなかったタイプの人間にとっては、ある意味魔法のアイテムのようです。
一度、電車の中で御年配の男性同士が大きな声で言い争っていたので、近くにいた僕が「まあまあ、まあまあ」と仲裁に入ったところ、それだけですんなり大人しくなってもらえたことがあったのですが、これは着物を着ていたからで、洋服だとそうはいかなかっただろうなと思います。
私はただ本当に、「まあまあ、まあまあ」って言っただけなんですが。(笑)
着物着た人の言葉や意見は、敬うべき。
というような認識が、もしかしたら日本人にはどこか無意識にあるのかもしれないですね。
そんな経験を、これからもたくさんできれば、着物との付き合いがさらに楽しくなりそうに思います。
またもや随筆みたいな内容でしたが、カラーズ京都では常に新しいモノづくりをしています。
今月はイエローでカラーキャンペーンも行っております。
お気軽にご来店、ご相談くださいませ。
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