ブルーだけでなくグリーンも得意な、カラーズ京都の長瀬澄人です。
6月に入りました。
それと同時に、月替わりカラーキャンペーンは「グリーン」に代わっています。
みなさん緑色の着物や帯って、持っていらっしゃるでしょうか。
私の経験上、自分でグリーンの着物をお探しになる方は少なく、こちらから提案させていただいたところ、「あまり意識してなかった色だったけど意外に良くて…」という形でご注文くださる例が多いかと思います。
カラーズで染めるグリーン系は、若草色やライムグリーンなど、主にサラッと爽やかで明るい印象に仕上げることが多いです。
なぜなら似合う方は多いのに、既製品には案外少ない色目で、カラーズとしては染めたいと思う色だからです。
濃い抹茶色や深いオリーブのような、いわゆる渋めの色も、もちろん染めていますが、生地の光沢感に合うような工夫が必要だと思います。
昔、美術の授業で絵の具を使った時、パレットに余った色を全部混ぜたら、海苔みたいに黒っぽく濁った濃いグリーンになったような経験は誰でもあるのではないでしょうか。
多くの色が混ざり合うと、それだけ発色の仕方も複雑になり、何とも言えない深くて良い色になるものですが、一歩間違えると汚いように見えてしまうことや、どうにも安っぽい見え方になることもあります。
上質な絹の艶やかな質感とマッチするか?またそれを着て気持ちがときめくか?
ということを含め、客観して判断しなくてはいけません。
メロン色のような濁りのない綺麗なトーンを調合する時は、ほんの耳かき一掬いの染料を、息を止めるように扱うのですが、その繊細な作業から染まるグリーンは、やはり特別綺麗です。
そして、多くの染料を複雑に絡ませたシックなグリーンも、おくゆかしい美があります。
爽やかなグリーンもシックなグリーンも、ぜひ6月中にカラーズにご相談くださいませ。
ご連絡お待ちしております。
キャンペーン詳細はこちら
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