春の陽気には、山下達郎をヘビロテで聴きながら染める、カラーズ京都の長瀬澄人です。
早くも4月も終盤となり、あれほど綺麗に咲いた桜も、ツヤツヤしたグリーンの葉に覆われています。同時に、今度は歩道の植え込みのツツジが、そろそろ咲き始めている頃でしょうか。
昼夜の寒暖差が大きい時期ということで、そろそろ昼間は単衣を着てちょうどいいくらいになっていますね。
フォーマルシーンは別として、カジュアルな場面での着物については、一般的に言われる着物ルールである、単衣は6月からということを守っている人の方が少なくなってきているのではないでしょうか。
私自身も率先して気温に合わせて着るようにしています。
さらに言えば、フォーマルシーンでも問題ない範囲であれば、単衣を着ることもあります。
よくお客様から、例えば「5月の行事は、単衣で出席してはいけないでしょうか?」
といったように、月によるルールを確認されることがありますが、私自身はどちらでもいいと考えます。
それでは失礼だと問題になるような場面でなければ、むしろ単衣で涼しげなスタイルの方が良いとも言えるかもしれません。
そもそも、10月〜翌5月が袷、6月9月が単衣、というルール自体が、旧時代からのあくまで形式的なことで、まだ情報が少ない時代に、誰が聞いても分かる説明をしてあっただけのことだと、私は解釈しています。
日本人は規律を重んじるという特性が、逆に作用してしまい、考え方を窮屈にしてしまってますよね。
形式を尊重することも大切ですが、それはあくまで目安として、柔軟な選択をして良い時代です。
コーディネートなども含め、恐れずに自分の選択に自信を持つことにも繋がるので、凛としていれば良いと思います。
製作者としては、出番が少なくなりがちな単衣なので、逆に積極的に楽しんでほしい気持ちもありますね。
カラーズ京都では、もちろん単衣のご注文も承っております。
お気軽にご相談くださいませ。
ただいま「青」でカラーキャンペーン実施しております。
単衣も袷も帯でも、青系であればキャンペーン適用になりますので、ぜひご活用ください。
また、ゴールデンウィーク中の営業についてですが、ご来店のご予約が入っていない日については、一部アトリエ内の改装をいたします。
ふらっと立ち寄っていただくのも、もちろん歓迎いたしますが、ペンキにまみれた状態でお出迎えするかもしれません。(笑)
ご来店を検討していただいているお客様は、なるべく前もってお問い合わせくださいませ。
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