おしゃれの秋だけでなく、通年おしゃれな着物を染める、カラーズ京都の長瀬澄人です。
そろそろ衣替えの時期ですね。
とは言え、まだ暑いですので、もうしばらく単衣で良さそうですが。
これから着ることになる袷着物は、着用時期が一番長いですので、袖を通す機会も多くなり、ということは、お気に入りだったり思い入れのある着物となることが多くなる傾向があります。
私も袷着物の方が、思い入れのあるものが多く、それを仕立てた当時のことを思い出したりすることも、楽しみの一つかなと思います。
袷の着物は夏物や単衣に比べ、裏地が付く分、当然厚みがあり、重くなります。
たとう紙から出すために手に取った瞬間や、袖に手を滑り込ませる瞬間、膝や太ももに身頃がストンと沿う瞬間、袷だからこそ感じる重みが、季節の移り変わりを感じる瞬間でもあります。
日本人は四季を愛でる習慣がありますが、着物を着ることで、それはより一層鮮やかな瞬間として、また誇りとして、自分は日本人なんだなぁと感慨深い気持ちにさせてくれるところが、私が着物を好きな理由の一つです。
カラーズ京都は、そんな小さな喜びを大切にするアトリエです。
そして、この時期こそ大切な、着物のアフターメンテナンスも承っております。
ぜひお越しください。
お待ちしております。
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